第1回 平成の大工棟梁検定 開催報告

第1回平成の大工棟梁検定が平成28年11月7日(火)千葉職業能力開発短期大学校にて開催され全国各地より若手大工9名が集い受講受験致しました。

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開催概要

カリキュラム08:45~ 受付
09:00~11:50 座学 講習並びに試験
13:00~15:30 実技検定
費用検定料 無料
(平成の大工棟梁検定推進企業の推薦が必要です。)

*実技検定には各自大工道具を持参ください。
(手加工による実技試験です。電動工具は使用できません。)

試験科目の範囲と内容について

◆学科試験◆

・試験時間: 1時間
・問題数: 30題(真偽法)

試験科目及びその範囲試験科目及びその範囲の細目
伝統的木造住宅の変遷と間取り等の考え方1)伝統的木造住宅の年代による種類、職種による種類に関し一般的な知識を有すること。
伝統的木造住宅の特徴2)日本の気候風土に合わせた特徴
3)地震に対する考慮
伝統的木造住宅の部位の名称
木構造の仕口と継手の種類と使用場所
4)現在では使われなくなりつつある部位、素材の目的並びに特性について
5)現在はあまり用いられないが構造強度上有効な木材加工技術の種類と使用場所の用途について
伝統的木造住宅を長期間使用可能
にするための耐震改修や機能向上、
維持管理の方法
6)機能向上の方法
生活環境向上のための省エネルギー改修方法と使用する材質について
7)維持管理方法
関連法規
建築基準法及び関係諸法の理解
8)建築基準法に定める木造家屋の種類と規制内容
木材について9)木材の基礎知識
・腐朽やシロアリによる食害について
・建築用木材の乾燥方法、強度測定について

*学科講習については「古民家解體新書Ⅱ」を使用します。試験時にも教本の持ち込みは可能です。

◆実技検定◆

試験科目及びその範囲試験科目及びその範囲の細目
木材加工に関する実技追っ掛け継ぎ、車栓継ぎ、台持ち継ぎ、入り隅か出隅の台輪継ぎ、
長押の入り隅、出隅の栓継ぎ、鎌継ぎ、蟻継ぎのいずれかを実技試験時に提示し、
時間内に墨付けから電動工具を用いずに加工します。

第1回平成の大工棟梁検定を終えてみて・・・

 

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小学生が憧れる職業のひとつに大工さんがあります。しかし大人になるにつれその希望は影を潜めていきます。これからの時代大工技能者の不足は深刻な社会問題となります。若手の大工技能者育成には技術の向上に合わせた賃金体系の構築で、夢のある将来像を示せる取り組みが必要です。その仕組み作りとして今回「平成の大工棟梁検定」を千葉職業能力開発短期大学校の協力を得て第1回となるトライアル検定を開催いたしました。全国から若手大工9人が集まり、将来の夢である大工棟梁となるためのステップとして検定を受験しました。

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午前中は古民家や木組みについての座学を受け、50問の問題に挑戦。午後は体育館に準備された会場で2時間内に課題の墨付けから加工、仕上げまでを電動工具を使わずに仕上げる実技試験に挑みました。実技試験の審査員は全国から集まったハンドプレカット工場の大工棟梁達、道具の手入れから始まり、礼儀作法などの基本的なものから加工中の姿勢や体捌き、そして課題の出来栄えが厳しく審査されました。

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検定は学科試験と実技試験の合計点数により1級と2級とに分類されます。合格発表は11月末に参加者へ通知されます。